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僕が体験したうつ病の怖さ

こんにちは、のちたままです。

2021年2月現在、うつ病の治療をしています。

ただ、自分はまだ初期症状に近い状態だったらしく、症状もそこまで酷くなかったようです。

この記事では僕が感じたうつ病の怖さと、症状を悪化させないために僕がやったことをご紹介します。

 

 

うつ病になった僕について

まずはじめに、うつ病になるまでの自分について話します。

僕はとあるホワイト企業でソフトウェアエンジニアとして働いています。

残業も多い月で10時間程度です。

部署の人間関係もよく、先輩方と雑談をしたりします。

こんな恵まれた環境にいるのになぜうつ病になったのかと言われるかもしれません。

でも、自分が一番驚いています。

気がついたらうつ病になっていました。

 

うつ病に関するイメージ

自分の中にあるうつ病のイメージは「働きすぎて精神的な負担がかかりすぎてなる病気」でした。

事実、自分の知り合いにブラック企業に努めていてうつ病になった人を知っています。

その人を見ていると過労やストレスによって発症していたため、働きすぎないことで防げるものと思っていました。

でも、そのイメージは間違っていました。

有給休暇もたくさんもらえる、残業10時間未満のホワイト企業で働いている僕がうつ病になりましたから。

 

うつ病の怖さ

自分が感じた一番の怖さは「自覚できないこと」です。

体調が悪いな、起きたくないななんてことは仕事をしているうえでよくあります。

やりたい仕事をしているならともかく、やりたくない仕事(やらなきゃいけないこと)をやっているうちは仕事が面倒くさいなんて思うことはよくあります。

なので、仮に朝になって「起きたくない」という気持ちがあっても、その理由が「面倒くさい」なのか「つらい」なのかを見極められないことがほとんどです。

「起きたくない」という気持ちを抱えた自分がどういう状態なのかを全く気にしなかった結果、今のようにうつ病になりました。

 

実際に体験したうつ病の症状

うつ病なると様々な症状がでます。

と言っても人によって細かい症状は変わってきます。

ここでは自分が実際に引き起こした症状を紹介します。

 

起き上がれなくなる

朝起きようと思っても体が動かなくなります。

起きようと思っても一切動かないのです。

金縛りにあったことがないのでわかりませんが、おそらく似たような状態だと思います。

 

食欲が低下する

常にぼーっとしており、食事をとることが面倒になりました。

体を動かすことができなくなるのと同時に何も口にできなくなりました。

少し落ち着いたらゼリーなどの液体に近いものなら食べられるようになりました。

 

夜中に何度も起きる

寝ているときに怖い夢を見ているわけではありません。

そもそも夢の内容なんて覚えてないですし。

一度目が覚めるとしばらく寝ることができませんでした。

それが何日も続き、睡眠不足になり日中の活動もままらなくなりました。

 

日常生活がままらなくなる

初めは着替えをすることができなくなりました。

休みの日に着替えが面倒くさいなあと思うことはありますが、そんなこととはわけが違います。

「着替えをする」という選択肢がなくなるのです。

着替えをするためには、「着る服を用意する」、「今着ている服を脱ぐ」、「用意した服を着る」という手順が発生します。

この 「着る服を用意する」という時点で動けなくなるのです。

結局、「着替えをする」ということができなくなりました。

その後は風呂に入ることもできなくなりました。

結局上司に相談するまでおよそ1週間ほど、着替えと風呂に入ることができていなかったと思います。

 

自殺願望が出る

これはぼやっとした思いから始まりました。

うまくいかないことがあると、死にたいなあと思うことが少しずつ増え始めました。

最終的には具体的な自殺方法まで考えていました。

僕は具体的な自殺方法を考えたときに自分が怖くなりました。

ここで何かやばいことが起きていると自覚できたのが幸いだったと思います。

 

最後に

僕は幸いにも症状が悪化する前に何かおかしいということを自分で気付くことができました。

しかし、うつ病は自分では気づきにくいものであり、病院に行くことをためらう人もいると思います。

このコロナ禍で生活環境ががらっと変わると、気づかないうちに自分の体調にも変化が生じています。

少しでも体調がおかしい場合は誰かに相談しましょう。

会社の人や家族に相談できないのであれば、住んでいる地域にある相談センターに電話してみましょう。

話すことで何か変わるかもしれません。