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Twitchアラートに新機能「ランダム選択」が登場。機能や設定方法を紹介します。

Twitchアラートがランダム選択できる新機能が登場しました。

機能や設定方法についてご紹介します。



こんにちは。

のちたままです。


2024/3/26よりTwitchアラートにランダム選択機能が追加されました。

この記事では新たに実装された機能の内容と設定方法についてお話します。


※この記事の内容はTwitch HelpPortalの内容や実際にアラートを触ってみての内容となります。 もし誤訳や間違った内容を記載していた場合は大変申し訳ありません。 コメント等で伝えていただけると嬉しいです。 参考記事は以下のものです。

help.twitch.tv

この記事の目次は以下の通りです。

ランダム選択で何ができるの?

まずはこの機能を使うと何ができるのかについてです。

Twitchアラート内のランダム選択とはその名の通り、同じ条件のものを同じ確率または別の確率でアラートを表示できる機能です。

例えば、新規フォローしてくれたときに50%の確率でAの画像、50%の確率でBの画像を出すようにできるということです。


今回の機能ではTwitchアラート内で使えるアラート全てにランダム選択が適用できます。

Twitchアラートにはフォロー以外にも、サブスクライブ、サブスライブギフト、レイド、チアー、ハイプトレイン、チャンネルポイントなどのアラートを表示できます。

それぞれで同じ条件であればランダムに表示する設定が使えるようになったのです。

さらに言うと、前回お伝えしたサードパーティーとの連携で使えるStreamElementsやStreamLabsでもランダム選択ができるようになっています。

これにより、簡易的なガチャの実装などが手軽にできるようになります。

ランダム選択できる条件

アラートをランダムで表示させるには条件があります。

先ほど少し言いましたが「同じ条件である」ことが必要となります。

Twitchアラートの項目で一般設定を見てもらうと「アラート条件」という箇所があります(以下の画像参照)。

アラート条件

このアラート条件の部分が揃っている必要があります。


また、サブスクライブやサブスクライブギフト、チアーなどはアラート条件に加えて数値も関わってきます

例えばサブスク件数というところに着目してみます。

アラート条件を「最少サブスクライブ月数」にしてみます。

すると、アラート条件の下に月数の数字を入力する欄が現れます。

ランダム選択をするためにはこの数字もそろえる必要があるのです(以下の画像参照)。

サブスク件数の一般設定

他にもCHEERING(チアー)の項目だとビッツ数であったり、RAID(レイド)だと視聴者数をそろえる必要があるので注意してください。

ランダム選択の確率について

Twtich Help Portalによると、ランダム選択をする際に確率を5種類から選ぶことができるそうです。

確率の項目と意味は以下の通りです。

確率 意味
コモン ウルトラレアの1000倍の確率
アンコモン ウルトラレアの300倍の確率
レア ウルトラレアの100倍の確率
スーパーレア ウルトラレアの20倍の確率
ウルトラレア アラート条件で表示

確率の基準がウルトラレアになっているので少々わかりづらい説明になっています。

一部の方にはウルトラレアと1とした重みづけと同じ扱いであると言えば伝わるかと思いますが、それではわからない方もいると思います。

ですので、もう少し具体的な使い方についてお話します。

※わかる方は設定方法の項目まで飛んでください。設定方法へ飛ぶ


まずは2つのアラートを使い、両方ともコモンに設定した場合。

これは同じ確率(50%)でアラートが出るようになります。

同じ確率の項目を使っているのでなんとなく同じ確率になるのはわかるかと思います。

これはコモンでなくても同じ確率の項目であればアンコモンなど他の項目でも同じです。


では1つをコモン、もう1つをアンコモンにした場合はどうなるでしょうか。

これはコモン側は約77%、アンコモン側が約23%になります。

なぜこのような結果になるのか説明します。


これは設定方法が%ではなく重みづけという方法で行っているからになります。

考え方としては、ウルトラレアを1、スーパーレアを20、レアを100、アンコモンを300、コモンを1000という値として計算すると確率(%)が求められます。

計算で求めた確率(%)を合計すると100%になります。


ランダム選択した各アラートの確率を求めるには \frac{求めたいアラートの重み(値)}{ランダム選択したアラートの重みの合計}×100 (%)で出せます。

例えば、コモン(1000)1つとアンコモン(300)1つがあった場合、コモンの確率は \frac{1000}{1000+300}×100≒77 (%)となります。

アンコモンの確率は \frac{300}{1300}×100≒23 (%)となります。


他の例も見てみましょう。

レア(100)のアラートが2つ、スーパーレア(20)のアラートが1つあったとします。

この時、ランダム選択した項目の重みの合計値は 100+100+20=220となります。

つまり、レアが1つ出る確率は \frac{100}{220}×100≒45 (%)、スーパーレアが出る確率は \frac{20}{220}×100≒10 (%)となります。


最後にコモンからウルトラレアまで1つずつ入っていたらどうなるでしょう。

全ての値の合計は 1+20+100+300+1000=1421です。

各項目が出る確率は以下の通りになります。

項目 計算結果
コモン  \frac{1000}{1421}×100≒70.4 (%)
アンコモン  \frac{300}{1421}×100≒21.1 (%)
レア  \frac{100}{1421}×100≒7.0 (%)
スーパーレア  \frac{20}{1421}×100≒1.4 (%)
ウルトラレア  \frac{1}{1421}×100≒0.1 (%)
確率の合計  100 (%)

このように確率(%)を求めることができます。

各アラートの確率(%)が知りたくなったら計算してみると良いと思います。

ランダム選択の設定方法

長くなりましたが、ランダム選択の設定方法に移ります。

まずはTwitchのページに行き、ページ右上の自分のアイコンをクリック→[クリエイターダッシュボード]→[アラート]に入ります。

すでに使用しているアラートか、初めての場合は「アラートボックスを作成」から新たに作ります。

今回はフォローを例に説明します。

新規バリエーション」のボタンを押すか、すでにあるアラートの「一般設定」→「重複したランダム選択を作成」を押してアラートを2つ以上にします。

同じ条件のアラートがあると、「ランダム選択」と書かれたボタンが押せるようになります。

同じ条件のアラートが無い場合は、以下のように押せなくなります。

ランダム選択が押せない状態

ランダム選択をonにすると、以下のように枠でまとめられます。

これでランダム選択の設定は完了です。

コモンやアンコモンの設定は各アラートの一般設定にあるので、そちらで設定します。

コモンやアンコモンの設定


ちなみにですが、サブスク件数などアラート条件が複数あるものは条件ごとに自動でまとめられます。

アラートごとに自動でまとまる


他にもチャンネルポイントも個別にまとめられるので、簡易的なガチャの実装も手軽にできるようになると思います。

細かい値を調整したい方は外部ツールを使うと良いと思いますが、今回の機能で充分な方は気軽に利用できると思います。

最後に

今回はTwitchアラートに関する新機能を紹介しました。

アラートのランダム選択は主にチャンネルポイントに利用されるイメージがありますが、サブスクやレイドでのレアな表現ができたりといろいろ応用ができそうです。

かくいう僕も何かできないか考えるのが楽しみです。

それではまた次回。


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